イオングループの総合金融事業を担い、「小売業発の総合金融グループ」として日本を含むアジア11か国で事業を展開しているイオンフィナンシャルサービス株式会社様。
Our Purpose「金融をもっと近くに。一人ひとりに向き合い、まいにちのくらしを安心とよろこびで彩る。」のもと、最新のデジタル技術を活用し、個々のお客さまに合った金融商品やサービスを提供することを目指し、金融教育や金融包摂を通して、すべての世代のお客さまへ金融の仕組みをより身近にする取り組みを行っています。
本日は、イオンフィナンシャルサービスの総務部に在籍されている中山様、湯中様、西嶋様にお話をお伺いいたしました。

【企業概要】
イオンフィナンシャルサービス株式会社 
事業内容:金融業
排出事業場数:18事業場(2025年4月現在)
管理責任者:3名 事業場管理者:0名 マニフェスト登録担当者:1名


・委託先である収集運搬業者、処分業者の許可証の期限を管理するのが手間になっていた。
・紙伝票の返却期日管理が大変で煩雑になっていた。
・行政報告が手間になっていた。
・現場での伝票発行や期日管理、行政報告など様々な負荷を減らしたい。
・全ての業務を本社一括管理することを目指しているが、様々な課題があり実現できていない。
・廃掃法のわからない点を相談できる取引先がおらず、ネットで検索などをして回答を求めていた。(曖昧な知識のまま業務対応を行っている部分、商慣習などが分からない事が多々あった。)

・「電子マニフェスト先生」を導入し、マニフェスト伝票の登録等を電子化にする。
・廃棄物の情報を一元管理する。
・Web会議や電話にて「電子マニフェスト先生」のサポートを受ける。

・委託先の収集運搬業者、処分業者の許可証、伝票返送の期日管理がシステム内で管理出来、受動的に情報取得が出来るようになった。(待っていればアラートが上がってくるので、漏れがなく業務がスムーズにできるようになった。)
・処理業者任せの伝票発行を、本来の流れである、排出事業者からの伝票発行をするようになったため、排出事業者責任を遵守できるようになった。
・本社で全国の拠点・支店の伝票発行をし、期日管理することで、現場での余計な事務工数を削減できた。
・難しい廃掃法についてのフォローをしてもらうことで、排出事業者としての在り方、廃棄物処理業者の慣習など廃掃法だけでなく、産業廃棄物の慣習や状態をより理解できるようになった。

廃棄物の一元管理と紙の管理からの脱却

中山様
廃棄物の管理は各拠点で行っていました。そのため、拠点ごとの業務がかなり煩雑になっていました。その業務を本社でできないか?というのが弊社の大きな課題になっていました。

湯中様
各営業所が中心となり、マニフェスト伝票の発行や契約書の締結などを行っていました。そのため、本社が管理していても、すべての内容を把握できず、必要な時に正しい情報をすぐに取り出すのが難しい状況でした。
以前から、廃棄物は本社で一元管理をしたいとは思っていたのですが、なかなか手が付けられず進められない状況でしたね。

中山様
そうですよね。
年に一度だけ排出するといった拠点もあり、本社ですべてを管理することができていなかったです。

西嶋様
私は主に各営業所(50拠点)に行政報告を行うように指示をする立場でした。報告を行っているかどうか確認をして、もし、未実施の営業所があれば6月末までに必ず実施するように促していました。各営業所で温度差もあり、行政報告の提出期限になる6月は、この業務に追われることが多かったですね。
また、マニフェスト伝票の返却期限等見落とす可能性がある業務が属人化されていることについても、悩みの種でしたね。

湯中様
はい。まさにその通りです。紙ベース、エクセルベースでの管理がずっと続いていたので、そこが産廃業務としての課題だと思っていて、もっと効率的な管理方法を模索していました。

西嶋様
本社の産業廃棄物マニフェストの交付は紙マニフェスト伝票・電子マニフェストともに私が対応しています。今までの紙マニフェスト伝票の場合は、収集運搬業者が記入済の紙マニフェスト伝票を持参し、サインするだけでした。内容については一通り確認し、日付や記載事項に誤りがないことを確認した上でサインをしていましたので、遵法性は保たれていたと認識していますが、電子マニフェストへの移行により、発行者が排出事業者側になることで、自らの責任範囲がより明確になったこと、電子マニフェスト先生は必須項目の入力が分かりやすく表現されているので、必然的に一つ一つの項目を深く理解出来るようになりました。

湯中様
自社の廃棄物の処理を委託する際、もし問題が発生すれば、社名が公表されてしまうという認識はあったので、かなり慎重に対応していました。

西嶋様
電子マニフェストの登録は、紙マニフェスト伝票の内容を一通り把握しているので、大変かなと思いましたが、「電子マニフェスト先生」を使うことでとてもラクに発行ができるようになりました。不安もなくなりました。
自分で電子マニフェストを登録することで、改めて記載内容についても自分事として一つ一つ深く内容を理解することができたと思っています。さらに、「電子マニフェスト先生」によって、産業廃棄物の種類や処分方法など、法令上注意すべきポイントを具体的に理解できるようになり、以前よりもはるかに高いレベルで、マニフェストの内容を把握し、適切に対応できるようになったと実感しています。

湯中様
マニフェスト伝票を電子化したことで、マニフェスト伝票の紛失の恐れが完全になくなり、「電子マニフェスト先生」は初期情報登録の際に遵法性も担保されるので、安心して電子マニフェスト登録を任せることができています。

廃棄物の見える化と業務負担の軽減ができました

インタビューに答えていただいた 総務部 湯中様(右)、西嶋様(左)

西嶋様
特に嬉しいのは、6月末までの行政報告の管理が大変だったのが、今年度をもって終了することです!

西嶋様
本当に大変でした。様々な行政へ提出するため気が気ではなかったですが、今後は本社で管理する私たちと、各拠点担当者の負担がなくなるので、非常に助かっています。

湯中様
その通りです。さらに、今回、「電子マニフェスト先生」を導入することで産業廃棄物の一元管理をすることができ、これまで会社全体を管理しても見えていなかった情報が、すべて見えてきたことはすごく良かったです。

湯中様
例えば、マニフェスト発行の会社全体でのボリューム感や、各拠点の排出頻度等が可視化することができました。

中山様
拠点ごとに管理していたため、本社では全てを把握するのが難しかったのですが、電子化によって進捗状況なども一目で分かるようになりました。

湯中様
本社では、いつ・どこで・どの拠点で廃棄が行われるかは把握していましたが、実際の廃棄物の内容や伝票の記載についてはすべて現場任せでした。また、重要なマニフェスト伝票の返却期限管理なども各拠点できているかどうかは本社では把握しているものの、管理が大変な状況でした。

中山様
廃棄物の情報のすべてを、まずは、本社にて管理をすることができたので、電子マニフェストの登録状況や進捗状況についてもすべて把握できるようになりました。これは産業廃棄物の一元管理をする大きなメリットだったと思っています。それに合わせて、各拠点の業務負担が大きく減少したと思いますよ。

許可証有効期限アラート機能が便利です

中山様
以前は本社で廃棄物の処理状況などを拠点から連絡を受けながらモニタリングをしているような状況でした。そのため、収集運搬業者や処分業者の許可証管理についてはエクセルで自社管理表を作成していました。このエクセルをもとに許可期限が間近なものに対し、拠点へ連絡等をしながら管理をしていました。

湯中様
「電子マニフェスト先生」を導入後、期日管理なども本社でできることは非常にメリットで、業務もとてもラクになりました。
アラート表示やメール通知で届くので、見落とさず、しっかりと気が付く事ができるのがとても便利です。法令順守ができるという実感が持てるようになり、とても嬉しいです。

電子マニフェスト化対応もスムーズでした

中山様
紙マニフェスト伝票を電子化している収集運搬業者、処分業者が多く驚きました。
電子対応していない業者が多く、移行作業は大変だろうと予想していましたが、スムーズに進めることができて良かったです。全国に拠点がありますが、電子化できていない収集運搬業者・処分業者はわずか4社でした。

中山様
そのとおりですね。紙マニフェスト伝票だと返送手続きや、郵便代の負担などがあるため、取り扱う紙マニフェスト伝票の数量が多い収集運搬業者、処分業者にも多くのメリットがあるので導入している業者が多く、今回の紙マニフェスト伝票から電子マニフェストへの切り替えも順調に進んだと思いました。

中山様
産業廃棄物を管理するようなシステムがあるかどうか、どのような企業が提供しているのかなどが全く分からず、ゼロからの探索が大変でした。

湯中様
排出頻度の少ない拠点への対応方法など、社内運用も含めて、自分たちのやりたいこととマッチしているシステムがなかなか見つからず試行錯誤しました。

中山様
はい、全くその通りで、「遵法性」と「管理機能」が両立できるシステムが理想で、さらに費用感もとても重要なポイントでした。
結果として「電子マニフェスト先生」を導入してみて思うことは、操作性が良く、非常に使いやすいシステムで、理想としていた運用が実現できたと感じています。

サポート体制に感激

湯中様
産業廃棄物処理法は解釈が難しく、実際に廃棄物処理に向き合う中で多くの疑問点が出てきました。

中山様
排出事業者責任については理解していましたが、「電子マニフェスト先生」に情報を登録する過程で、再度、契約書やマニフェスト伝票などの内容を確認し、多くの疑問点が浮かび上がりました。

湯中様
その通りです。行政に相談すれば早いのですが、ちょっとしたことでも相談できる窓口が欲しいと感じました。多くの廃棄物管理システムの業者は、法律の解釈や廃棄物処理に関する運用についてのサポートが少ない、且つ別途コンサル料を支払う会社が多い印象でした。

中山様
廃棄物処理法では排出事業者責任が定められているので、廃棄物の取り扱いや法令についての相談窓口はとても必要だと今回改めて感じました。

湯中様
なかなか相談先が見つからない中で、「電子マニフェスト先生」は、一般的な産業廃棄物処理に関する解釈や、廃棄物を処理する立場・排出する立場、両方の目線からアドバイスをもらえたのでとても助かりました。何よりも私が管理担当者として非常に助かったところです。
このサポート力は他には類を見ないほど素晴らしいものだと感じています。

中山様
実際、導入する前段階からレスポンスも早く、親身に対応してくれる会社だと感じたので、導入を決めました!

今後の展望について

湯中様
以前は、拠点ごとの排出物データを把握するのが難しかったのですが、今はすべて本社で管理できるようになったので、将来的にはそのデータを基に、廃棄物の削減や効率的な運用にも活かしていきたいと考えています。また、人事異動などがあっても、「電子マニフェスト先生」は引き継ぎや操作もラクなので安心して運用できそうです。さらに、リサイクル率を入力できるので、CO2の削減目標を策定したり、実際にどの程度削減できたかなど、定量的に確認ができるため、会社のCO2削減に寄与するよう利用したいと考えています。

中山様
イオンフィナンシャルグループ全体でも「電子マニフェスト先生」を導入し、全体的に廃棄物管理の効率化と法令順守を強化していく予定です。


産業廃棄物の難しい法律を遵守できていますか?

電子マニフェスト先生

産業廃棄物の登録・管理・集計ができ、法から企業を守れるシステム“電マニ先生”

産廃業者のノウハウを詰め込み、とっても「使いやすい」「かんたん」を実現しました!
紙マニフェストと併用したい方、電子マニフェストをもっと使いやすく管理したい方。
どちらも対応できるようになっています。

なんといっても「排出事業者専用」ですので、廃棄物処理業者が電マニ先生を導入しなくて大丈夫なので負担なく始められます!

お問い合わせ

電子マニフェスト先生 電話
電子マニフェスト先生 お問い合わせ

受付時間:月~金 9:00~17:00 ※祝祭日除く

関連記事