株式会社トーモク｜煩雑だった廃棄物の管理をDX化！１８事業所分の管理を一元化し、業務効率向上

2024年7月2日2024年7月10日投稿者: スタッフ

段ボール、紙器、住宅の各事業を展開する総合包装メーカーである株式会社トーモク様。
「環境にやさしく、ビジネスと暮らしを包む」をモットーに安全で高品質な価値ある製品とサービスの提供をされています。
今回は、株式会社トーモク ESG推進室の田中様、岡本様、千葉紙器工場の鶴岡様、神戸工場の宮本様にお話をお伺いいたしました。

【企業概要】
株式会社トーモク　
事業内容：段ボール・紙器事業、住宅事業、運輸倉庫事業
排出事業場数：18事業場
管理責任者：1名　事業場管理者：18名　マニフェスト登録担当者：22名

・書類が多く、どの廃棄物にどの書類が必要なのか不明確になっていた
・許可証の期限を管理するのが手間になっていた
・E票返却管理が大変で煩雑になっていた
・行政報告が手間になっていた

・電マニ先生を導入し、契約書の作成やマニフェストの登録等を電子化にする
・Web会議や対面にて電マニ先生の導入サポートを受ける

・紙の管理や郵送などの事務作業がなくなり、本来の業務に注力できた
・複数の工場のデータを一元管理でき、業務改善につながった
・CO₂排出量やリサイクル率など環境管理に役立つようになった

廃棄物関係書類の管理が煩雑で集計業務に時間がかかっていた

―　電マニ先生を導入する前の状況や課題点（マニフェスト伝票・廃棄物の管理等）はいかがでしたか？

鶴岡様：
以前は、廃棄物関係書類がかなり多く、どの廃棄物にどの書類が必要なのか知識も無かったのでずっと保管してありました。
また、紙マニフェスト伝票のE票は忘れた頃に郵送で返ってくるので、いつ処理が終わったのかもわからない状況で不安になる事もありました。
エクセルで数量の管理をしていたので、突然E票が返ってきた時にどこまで打ち込んだのかなんの廃棄物だったのか、思い出すのにも時間がかかり、わかりづらい管理状況になっていました。

宮本様：
神戸工場も同じく、マニフェスト伝票が返ってきているのかを管理するのがすごく大変でした。
収集運搬・処理業者さんにフィードバックして返していただくのも手間がかかり、すごく煩雑だったな…と思います。
６月に提出する行政報告も手作業で１から数えて集計していたのでとても手間になっていました。

―　そうすると紙ならではの管理の煩わしさが課題になっていたという事ですね。

鶴岡様：
とても感じています。本当に大変でした。

田中様：
廃棄物関係書類の管理が相当大変だったことを認識し、現場の事が把握できていなかったと実感しました。

―　そうですよね。マニフェスト伝票の返却がちゃんと出来ているかどうかの管理をするのはすごくご苦労されていたかと思います。
それに書類が全て返ってこないと少し不安になったりもしますよね。
書類管理だけでなく、業者に確認しないといけない事項があったり、手間が多くすごく大変だったのではないかと思います。

カンタンにマニフェストの登録ができて感動

―　初めて電マニ先生を使った時の印象を教えてください。

鶴岡様：
数か所を選択するだけでマニフェストの登録が出来る事にとても感動しました！
すごくカンタンでした。「すごい！」って率直に思いました。
しかも契約書に基づいたデータが紐づいているので、安心して登録ができました。

宮本様：
初めての時は、「難しいのかな…」と思っていました。
実際に操作してみたら、１分もかからないでマニフェストの登録ができて感動しました。

許可証や廃棄物情報のお知らせ機能が役立つ

―　電マニ先生を導入されて良かった点がございましたら教えてください。

鶴岡様：
とてもカンタンにマニフェストの登録や管理が出来るようになったのはもちろん、以前は、許可証の有効期限がいつ切れるのかわからず、ドキドキしていたのですが、電マニ先生は期限をお知らせ通知で知らせてくださるのですごく助かりますね。
また、廃棄物の状況が目に見てすぐわかるようになり、安心しましたし、途中の集計も確認できてすごく便利です。

宮本様：
収集運搬業者さんが廃棄物を引き取りに来てくださった際に紙マニフェストだとサインをする必要があったのですが、電マニ先生を導入してからその手間が無くなったので、ちょっとしたことですがラクになったと感じています。
また、廃棄物の処理状況を都度見に行かなくても、メールで通知してくれるので安心できるなと感じています。

鶴岡様：
確かに業者さんとのやりとりがとてもラクになりましたね。
業者さんもサインを求めなくても、荷物を積んだらそのまま帰れますし、うちは電マニ先生で自動発行できる「受渡確認票」を渡すだけで良くなったのでお互いがラクになったと感じています。

DX化で一元管理する事で引継ぎがラクに

―　廃棄物関係書類って種類も多くて、大切であろう書類も沢山あってどれが本当に大切なのかどうか、何の為のものなのかっていうのもわからず、引継ぎをされる時にもとても苦労されますよね。

鶴岡様：
そうですね。
廃棄物に関する知識が全く無かったので、とりあえずとって置いていた書類が山積みになっていました。
電マニ先生を使って全ての管理が１つのクラウドで管理できるので、引継ぎもラクそうだと本当に驚きました！
分からない事は電マニ先生のスタッフの方がすぐに教えてくださるので、使っているうちに凄く勉強になりました。

宮本様：
産休をいただく予定で、今実際に業務の引継ぎを行っているのですが、電マニ先生は誰でもわかるカンタンな仕様なので、引継ぎをするまでもなく、とてもラクで助かっています。

―　業務の引継ぎにご活用いただけたという事でとても嬉しく思います。格納されているデータを皆さんで確認できるのはご存知でしょうか。

宮本様：
他のパソコンからも自分が登録したマニフェストやデータなどが閲覧できるので、安心感があります。
許可証なども閲覧できるので、担当者だけしかわからないという状態にならず安心できます。

―　お役に立てて嬉しく思います。ありがとうございます。

行政報告が格段にラクになった

―　行政報告の際にはいかがでしたか？

鶴岡様：
以前は、行政報告の集計時に、マニフェスト伝票とエクセルの管理票と照らし合わせて間違いが無いようにするので時間がかかっていましたし、とても神経を使っていました。
電マニ先生は、自動で集計してくれて行政報告にそのまま提出できる書類に印字されるので、出力するだけ。
こんなにもラクになってびっくりです。

宮本様：
行政報告は手で集計していたので、電マニ先生はパパっと集計されるのでとても便利だなと感じています。
電子マニフェストの発行も増えたのでその分は行政報告しなくていいので、できるだけ電子マニフェストにしていきたいですね。

工場の廃棄物情報を一元管理することで業務効率化UP

―　本社の方で電マニ先生を導入されてみて良かった点はございましたら教えてください。

岡本様：
全ての工場の廃棄物情報や許可証の状況などを閲覧する事ができ、とても効率が上がりました。
工場へ内部監査が入る時に、産廃収集運搬業者、処分業者の許可証を確認することがあるのですが、電マニ先生に許可証のデータを保存しているので現物を確認する必要が無くなり、とても手間が省けて助かっています。

―　工場のデータがそのまま本社でも閲覧できるので、監査の時にすぐにデータを出せてラクになりますよね。

岡本様：
そうですね。
ISO14001の審査や監査の時も許可証を確認されるのですが、そういった時にもすぐにデータベースで出せるようになったのでとても活用しています。
許可証の期限や更新した情報を各工場から入手する手間もなくなったので、業務改善につながったのではないかと思います。
非常に管理・集計が早くなって色んな各工場のデータが閲覧できることによって分析もしやすくなりました。

CO₂排出量の集計・データ化で社内の環境改善に

田中様：
ESG推進室では、最終的に廃棄物の種類、量を集計し、CO₂排出量に換算しています。以前はマニフェスト伝票の集計等各工場の手作業のお願いしており、非常に手間がかかっていました。
電マニ先生を導入後、廃棄物毎のCO₂排出量の集計ができ、圧倒的にデータの収集がラクになったと実感していますね。
導入後は、一元管理できるようになり今後の社内環境改善に役立つツールになりそうです。

業務時間削減を実現できた

―　今回導入に至った経緯を教えてください。

岡本様：
以前より工場から電子マニフェストに運用変更したいという意見はありつつも「どうやってやるの？」っていうとこから中々前に進まずにいました。各工場バラバラに始めると対応している所としてない所が出てきてしまうのと、運用管理もそれこそ大変になっていたかと思います。
今回、マニフェストの管理だけでなく、契約書や集計等一元管理できる点、カンタンな操作で工場の方も使いやすい点、本社が一元管理できる点、そして、排出事業者専用だからこその厳選された機能に惹かれました。
また、自社内に廃棄物専門のスタッフを抱え、安心感のある体制の下でサポートしてくれる点も、導入の決め手の一つになりました。

―　ありがとうございます。最後に一言お願いします。

田中様：
毎回マニフェストの管理、集計、行政報告、許可証の管理など、手作業で行ってもらっていましたが、それがなくなった事によって工場管理業務の生産性向上にもつながりました。
「早く切り替えないと同じ作業を永遠やっていかないといけなくなるし、会社も変わらない」と実感しました。
これをきっかけに産業廃棄物の仕組みなど改めて見直し、勉強にもなりました。
電マニ先生を導入して、「これが本当のDX化」だと実感しました。
今後も排出事業者として、排出した廃棄物に責任を持ち、最終処分量を少なくし、循環経済に貢献できる環境経営を推進していきたいと思っております。

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なんといっても「排出事業者専用」ですので、廃棄物処理業者が電マニ先生を導入しなくて大丈夫なので負担なく始められます！