配合飼料の製造・販売、畜水産物の仕入・販売・生産・加工等を行なわれているフィード・ワン株式会社様。
「飼料で食の未来を創り、命を支え、笑顔を届ける」をパーパスに掲げ、原料調達から配合飼料の製造・販売、安全安心でおいしい畜水産物を食卓まで繋げるフードチェーンの一翼を担っています。
今回は、フィード・ワン株式会社の経営企画部 サステナビリティ推進室に在籍されている井上様、田口様、北九州水産工場のご担当者様にお話をお伺いいたしました。
【企業概要】
フィード・ワン株式会社
事業内容: 配合飼料の製造・販売、畜水産物の仕入・販売・生産・加工等
上記に付帯関連するその他事業(農場の経営指導、家畜診療施設の運営等)
排出事業場数:23事業場(電子マニフェスト運用拠点)
管理責任者:1名 事業場管理者:21名 マニフェスト登録担当者:25名
・紙媒体での集計作業に労力がかかっていた
・契約書・許可証のデータ管理が煩雑になっていた
・法令違反のリスクが潜在していた
・電マニ先生を導入し、契約書の作成やマニフェストの登録等を電子化にする
・Web会議や対面にて電マニ先生の導入サポートを受ける
・紙媒体から電子化された事で集計作業の効率化
・契約書・許可証の全社一元管理「見える化」の実現
・コンプライアンス遵守体制の確立ができた
紙媒体での集計作業に労力がかかっていた
― 電マニ先生を導入する前の状況や課題点(マニフェスト伝票・廃棄物の管理等)はいかがでしたか?
井上様:
電子マニフェスト先生導入前は、2拠点を除きほぼすべての事業場で紙マニフェストで運用を行っておりました。
当社グループの廃棄物量の集計にあたっては、各事業場から1年分の請求書データを収集し、エクセルで集計を行っていたため、現場担当者と集計者の双方に多大な時間と労力がかかっていました。
また、マニフェスト交付等状況報告書も手集計しており、報告作業が負担となっておりました。
― 紙マニフェストの運用ですとマニフェストの管理のみならず、集計作業はエクセル管理となるので、業務負担がとても大きいですよね。
北九州水産工場のご担当者様はいかがでしょうか?
北九州水産工場のご担当者様:
やはり、今まで全て紙マニフェストでの運用だったので、A~E票を排出日ごとにファイル綴じする作業が毎月発生していた為、業務負担が大きかったです。
とても煩雑だったなと感じています。
契約書・許可証のデータ管理が煩雑になっていた
― それでは、契約書や許可証の管理はいかがでしたでしょうか…?
井上様:
廃棄物処理委託契約書・処理業者の許可証関係は、各事業場で書面管理を行っており、グループ会社も含めて全社的な一元管理できる体制が整っておりませんでした。
許可証も事業場で有効期限リスト等を作成し、アナログ管理を行っていましたね。
― 紙の状態ですと全事業場把握することは困難ですよね。
また許可証有効期限リストを頻繁に確認する作業もとても手間がかかっていたかと思います。
法令違反のリスクが潜在していた
井上様:
電マニ先生導入前は、業者側が用意した契約書・許可証・マニフェストで運用を行っており、業者任せになっていた点も否めなかったですね…。
そのため、排出事業者として産業廃棄物に関連する法令への理解もそこまで進んでおらず、マニフェストの発行~保管までの過程で法令違反をしかねないリスクがありました。
― そうですよね。
産業廃棄物の法律は難しく、どこまで管理をすべきなのか不明確な部分があります。
日々の業務の中でそこに労力使う時間もなかなか設けられなかったりしますよね。
紙媒体から電子化されたことで集計の効率化
― 実際に電マニ先生を導入されて良かった点があれば教えてください。
北九州水産工場のご担当者様:
当初、初めての電子マニフェストということもあり不安がありました。
ですが、電マニ先生は、入力する場所をアシストしてくれ、操作がとてもカンタンで迅速にマニフェストの発行ができました。
業務効率が格段に上がったと実感しています。
井上様:
電マニ先生から廃棄物量とCO₂の両方が集計可能となり、集計業務の効率化を図ることができました。
JWNETに紐づいているため、登録された情報(数値)の信憑性が担保されている点も非常にメリットがあると感じています。
田口様:
電子マニフェスト運用分の行政報告は不要なので、集計や報告・保管もなくなり、現場担当者の業務効率改善を図る事ができました。
また、報告漏れなどの法令リスク回避にも寄与できますね。
― お役に立ててとても嬉しく思います。
電子マニフェストの登録だけでなく、廃棄物排出量やCO₂排出量などを自動で集計できるのでとても便利にお使いいただいているかと思います。
契約書・許可証の全社一元管理“見える化”を実現
― 契約書や許可証の管理については改善できましたか?
田口様:
はい。
廃棄物処理委託契約書・処理業者の許可証関係は、全て電マニ先生に格納できるため、グループ全体で一元管理が可能となりました。
内部監査や統括部門による定期チェックの際も、書類をフォルダ等から探し出す手間なく、電マニ先生で完結できるようになり、とても便利です。
また、許可証も有効期限が近づくと事前に通知をしてくれる機能があるため、更新漏れのリスク回避が期待できますね。
― 今まで不可能であった一元管理が可能となったようでとても嬉しく思います。有効期限や廃棄物の状況をお知らせしてくれるととても安心しますよね。
コンプライアンス遵守体制の確立
井上様:
電マニ先生では、契約書・許可証を元に業者情報や廃棄物情報を登録する必要があり、契約書の記載内容と処理実態に齟齬がないか(変更がないか)など、再確認ができる良い機会となりました。
また、電マニ先生に登録されている契約情報以外はマニフェストの発行ができないため、うっかりと契約外の廃棄物処理を委託してしまうリスクも未然に防ぐことができ、コンプライアンス遵守体制が確立できました。
田口様:
電子マニフェスト先生の契約書出力機能を活用することで、これまで業者毎の様式で統一されていなかった委託契約書を全社で統一が出来るようになりました。
加えて、「(1)事前に契約情報を電マニ先生に登録」⇒「(2)電マニ先生から契約書出力」⇒「(3)契約締結」という流れをとることで、処理実態と整合性の取れた契約書が作成でき、法定記載事項漏れ等の法令リスク回避が期待できます。
条例変更にもすぐに対応していただけるので、常に最新条例が反映された契約書での締結が可能となりました。
― 改めて、廃棄物管理の重要性を認識していただき、排出事業者責任をしっかりと果たせていらっしゃいますね。
廃棄物専門スタッフのサポートが心強い
― 最後に一言お願いいたします。
田口様:
煩雑となっていた廃棄物管理業務の効率が電マニ先生を導入してから各段に向上し、当社グループの廃棄物管理の見える化が実現できました。
契約書や許可証の一元管理ができる事により、本社で全事業場分把握しやすくなりとても役立っています。
井上様:
電マニ先生には廃棄物専門スタッフの方がいるので大変心強いです。
社内の廃棄物処理状況についてのアドバイスをくださり、社内の廃棄物処理の在り方について更に見直すきっかけとなりました。
また、全事業場における廃棄物量やCO₂排出量のデータ化が可能となりました。これにより、環境経営において重要な情報を即座に把握し、今後の方針策定に大きく役立つのではないかと思っております。
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どちらも対応できるようになっています。
なんといっても「排出事業者専用」ですので、廃棄物処理業者が電マニ先生を導入しなくて大丈夫なので負担なく始められます!
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